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どんど焼き(さいと焼き)
かずこの台所しごと
今回は、どんど焼きについてお話をお聞きしました。


(鈴木)
どんど焼き、かずこさんの住んでいる地域では、
どんな場所でやって、どのくらいの方が参加しますか
(かずこさん)
地区の公民館の駐車場
広い地区なので、大人から子どもまで入れると100人は参加していると思います。


(鈴木)
どんど焼き、どんな準備を誰としますか
(かずこさん)
年によって違いますが、今年はお宝の木とまゆ玉飾りを実家の母を呼んで娘と3人で作りました。
焼く用の大きなお団子はどんど焼き当日の朝に娘と一緒に作りました。
お宝の木に使うのはビンカの木。主人に庭から採ってきてもらったものを使いました。
まゆ玉飾りに使うのはクロモジという木の枝。(高級爪楊枝の原料で香りがとても良い)
クロモジの枝は叔父が採ってきてくれました。
お団子用の米粉・もち粉・お宝は地元の産直で買いました。

【地元の産直で購入したお団子用の米粉・もち粉・お宝】




(鈴木)
お宝の木づくりはとても楽しそうですね!
お宝の木をつくりながら、娘さんとどんな話をしますか?
(かずこさん)
幼い頃から実家でも「まゆ玉」と「焼く用のお団子」は毎年作っていました。
「お宝の木」を作ったのは1.2回だけかな。
作る工程は全く覚えてないのですが、完成した「お宝の木」が「クリスマスツリー」みたいでわくわくしたのは覚えています。
やはり娘もあの頃の私と同じ気持ちになったらしく、目をキラキラさせながら「クリスマスツリーに飾りをつけるみたいだねー!」とお宝の木に飾りを付けていました。
娘はまだ「無病息災」を願う行事というよりも「お団子を作って食べるお祭り」だと思っているようです笑
お団子を作った側から「早く食べたい!1個だけ味見で食べていい?」とはしゃいでいました。




【お宝の木に飾り付けを】


【できあがったお団子をくしにさしていきます】
(鈴木)
かずこさんの小さい頃のどんど焼きの思い出を教えてください。
(かずこさん)
私の実家の方では「どんど焼き」という呼び方よりも「さいと焼き」という呼び方の方が多くて、毎年1/14の夜にやっていました。
大きなお団子は父が山から採ってきた立派なクロモジの木に3つ刺してアルミホイルで巻いて、さいと焼きの炎で焼きます。
小さなお団子は小さなクロモジの枝につけて、神棚に飾ります。
さいと焼きでは「正月飾り」や「だるま」を燃やしたり、子どもたちはお正月に書いた「書き初め」を字が上手になる様にと願いを込めて高く燃やしたりします。
火が落ち着いてきた頃、各自が作ってきた「お団子」も焼きます。
それとは別に、私の地区では炭をおこして鉄板でイカを焼いたり鶏肉を焼いたり、大人は竹を割ったコップで熱燗を呑んだりしてご近所の人たちと新年の挨拶を交わします。
厄年の人たちが、お菓子やみかん、お金を包んで、餅まきのように撒きます。厄年の人たちの「厄」をみんなが拾ってあげるのです。
稲刈り後の田んぼの中でやるのでみかんは潰されるし、お菓子の袋も泥だらけのぐちゃぐちゃになります。
家に帰ってから、家族で拾ったお金の包みを開けて、いくら拾ったか披露します。
そんな大イベントなので、毎年「さいと焼き」が楽しみで仕方なかったです。

(鈴木)
新年を迎え、2020年が始まりました。
今年はどんなふうにすごしたいですか。
(かずこさん)
新しく挑戦したい事もたくさんありますが、それよりも今までしてきた年中行事を今まで通り毎年家族や友達と楽しくしていきたいです。
そして今よりもほんの少しだけ丁寧な暮らしをしていけたらなと思っています。
【かずこの台所しごと】
Profile
池谷佳寿子さん
旦那さんと、小学生の娘さんとの3人暮らし。
台所に立つのが好き。
疲れている時ほど何かを作りたい。
季節の手しごとは娘さんと一緒に。
今回は、どんど焼きについてお話をお聞きしました。


(鈴木)
どんど焼き、かずこさんの住んでいる地域では、
どんな場所でやって、どのくらいの方が参加しますか
(かずこさん)
地区の公民館の駐車場
広い地区なので、大人から子どもまで入れると100人は参加していると思います。


(鈴木)
どんど焼き、どんな準備を誰としますか
(かずこさん)
年によって違いますが、今年はお宝の木とまゆ玉飾りを実家の母を呼んで娘と3人で作りました。
焼く用の大きなお団子はどんど焼き当日の朝に娘と一緒に作りました。
お宝の木に使うのはビンカの木。主人に庭から採ってきてもらったものを使いました。
まゆ玉飾りに使うのはクロモジという木の枝。(高級爪楊枝の原料で香りがとても良い)
クロモジの枝は叔父が採ってきてくれました。
お団子用の米粉・もち粉・お宝は地元の産直で買いました。

【地元の産直で購入したお団子用の米粉・もち粉・お宝】




(鈴木)
お宝の木づくりはとても楽しそうですね!
お宝の木をつくりながら、娘さんとどんな話をしますか?
(かずこさん)
幼い頃から実家でも「まゆ玉」と「焼く用のお団子」は毎年作っていました。
「お宝の木」を作ったのは1.2回だけかな。
作る工程は全く覚えてないのですが、完成した「お宝の木」が「クリスマスツリー」みたいでわくわくしたのは覚えています。
やはり娘もあの頃の私と同じ気持ちになったらしく、目をキラキラさせながら「クリスマスツリーに飾りをつけるみたいだねー!」とお宝の木に飾りを付けていました。
娘はまだ「無病息災」を願う行事というよりも「お団子を作って食べるお祭り」だと思っているようです笑
お団子を作った側から「早く食べたい!1個だけ味見で食べていい?」とはしゃいでいました。




【お宝の木に飾り付けを】


【できあがったお団子をくしにさしていきます】
(鈴木)
かずこさんの小さい頃のどんど焼きの思い出を教えてください。
(かずこさん)
私の実家の方では「どんど焼き」という呼び方よりも「さいと焼き」という呼び方の方が多くて、毎年1/14の夜にやっていました。
大きなお団子は父が山から採ってきた立派なクロモジの木に3つ刺してアルミホイルで巻いて、さいと焼きの炎で焼きます。
小さなお団子は小さなクロモジの枝につけて、神棚に飾ります。
さいと焼きでは「正月飾り」や「だるま」を燃やしたり、子どもたちはお正月に書いた「書き初め」を字が上手になる様にと願いを込めて高く燃やしたりします。
火が落ち着いてきた頃、各自が作ってきた「お団子」も焼きます。
それとは別に、私の地区では炭をおこして鉄板でイカを焼いたり鶏肉を焼いたり、大人は竹を割ったコップで熱燗を呑んだりしてご近所の人たちと新年の挨拶を交わします。
厄年の人たちが、お菓子やみかん、お金を包んで、餅まきのように撒きます。厄年の人たちの「厄」をみんなが拾ってあげるのです。
稲刈り後の田んぼの中でやるのでみかんは潰されるし、お菓子の袋も泥だらけのぐちゃぐちゃになります。
家に帰ってから、家族で拾ったお金の包みを開けて、いくら拾ったか披露します。
そんな大イベントなので、毎年「さいと焼き」が楽しみで仕方なかったです。

(鈴木)
新年を迎え、2020年が始まりました。
今年はどんなふうにすごしたいですか。
(かずこさん)
新しく挑戦したい事もたくさんありますが、それよりも今までしてきた年中行事を今まで通り毎年家族や友達と楽しくしていきたいです。
そして今よりもほんの少しだけ丁寧な暮らしをしていけたらなと思っています。
【かずこの台所しごと】
Profile
池谷佳寿子さん
旦那さんと、小学生の娘さんとの3人暮らし。
台所に立つのが好き。
疲れている時ほど何かを作りたい。
季節の手しごとは娘さんと一緒に。
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