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【俺がピだ】睦月

「パンの名前」

私がなによりも恐れているものといえば、それはパン屋である。
私は人並みかそれ以上にパンが好きな方で、地元はもちろん、出先や旅行先などでも現地のパン屋を調べ、時間に隙きが出来れば赴いたりするし、赴くために隙きを作ったりするような卑猥な人間である。

さて、私がパン屋の何を恐ろしがってるかというと、ある一部のパンの名前である。
私の地元の昔ながらのパン屋(このエッセイの中では『パンのごとう』とする)では、「メロンパン」、「チョココロネ」、「あんドーナツ」などのシンプルなパン名が並び、こうゆう名前が並んでいただくと、私もわかりやすい。

こんなことは説明するまでもないが、あんドーナツと言われたら「ドーナツの中にあんこが入っているんだろう」と分かるし、メロンパンと言われたら「パンの中にメロンが入っているのではなく、メロンに似た見た目のパンだよね」と、想像に容易い。

私を惑わせたのは、とあるパン屋の、このようなパンである。



「オリーブとトマトのフォカチャ」



フォカチャって言われてもね・・
私はフォカチャ、いやフォカッチャのことを「イタリア語でいうところのピザ生地のようなパン」という事を知るまで、買うことが出来ずにいたのだった。

このように、外国語で表されたパン名は前述のような味の想像がしにくく、私は敬遠しがちになってしまう。
また違うパン屋には、こんなパンもあった。



「ロッゲンブロートヒェン」



そんな意地悪な言い方をしないで、「ドイツの小さなライ麦パン」と書いてくれたら、買い手としてもありがたかったのだ。
しかも、黒い台紙に金色の文字で「ロッゲンブロートヒェン」とおしゃれに手描きされているプレートも実に腹立たしいのである。
もしかしたら「ドイツの小さなライ麦パン」のことを「ロッゲンブロートヒェン」と呼ぶことが、世論ではスタンダードになっているのでしょうか。知らない間に知らない言葉が世の常になっていることが最近多いので、気をつけたいと思いました。

悪いのは外国のパン名だけではない。
はたまた違うパン屋の、次のようなパン名にも私は打ちひしがれました。



「午後のフレンチ・トースト」



こういうやりかた、俺は好きじゃないね。
おそらく、フレンチトーストは朝によく食べられるものなので、「朝だけじゃなく午後もどうぞ」という意味だと思うが、この名前だと、もっと意味がありそうな、壮大な名前になってしまっちゃっている。
なによりおしゃれな名前だ。私も作りたいよ、「午後のフレンチ・トースト」。

さらに問題なのが、『パンのごとう』のメロンパンやチョココロネが120円や140円などの価格設定に対して、「フォカチャ」や「ロッゲンブロートヒェン」のようなパンを売る店の価格設定だ。
そうゆう店は、同じメロンパンでも200円はするし、1つ300円台のパンも存在することだ。
私は27歳になった今も、まだ300円台のパンを買ったことがない。


こっちにだって、生活があります。


私のような引き笑いの男が、300円台のパンを買うには少し勇気がいるのです。

しかし、こうしてパンのことを書き、パンのことを調べていると、夕飯を食べ終えたばかりだがパンが食べたくなってしまってくるのだ。
またパンの事が書けるように、300円台のパンにも挑戦しようと思う。
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